米ガートナー(*)が2016年10月に2017年の戦略的テクノロジ・トレンドのトップ10を発表しています。
*ガートナー社は、ITリーダーから絶大な信頼と評価を得ている業界最大手IT調査機関です。
これは2017年に企業や組織にとって戦略的な重要性を持つと考えられるテクノロジです。ここでは、そんなテクノロジ・トレンドの中心技術になるであろう、ディープラーニングとブロックチェーンについて、今まで聞いたこともないし具体的にどうやって取り組んでいこう?と悩んでいるみなさんに、参考になると思われる書籍を紹介します。
といっても、私もこれからじっくり読んで勉強していくので、得た知識は引き続きこのブログで紹介していきたいと思います。
2017年の戦略的テクノロジ・トレンドのトップ10は次の通りです。
Gartnerの2017年戦略的テクノロジトレンドのトップ10
・高度な機械学習とAI
・インテリジェントなアプリ
・インテリジェントなモノ
・仮想現実と拡張現実
・デジタルツイン
・ブロックチェーンと分散型台帳
・会話型システム
・メッシュのアプリ&サービスアーキテクチャ
・デジタルテクノロジープラットフォーム
・アダプティブセキュリティアーキテクチャ
(参照先)
ガートナー | プレス・リリース |ガートナー、2017年の戦略的テクノロジ・トレンドのトップ10を発表
ディープラーニング
トップ10のうち最初の3つ
・高度な機械学習とAI
・インテリジェントなアプリ
・インテリジェントなモノ
は、AI(人工知能)がキーワードですね。その中でも注目すべき技術がディープラーニング。
「人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの/松尾豊」という本があります。2015年3月に出版された本のようですが、紙の書籍で1,512円がkindleなら972円で購入できます。
この本の著者の松尾豊さんは日本ではトップクラスの人工知能研究者でとても分かりやすいと評判のようですので、自分もこれから読んで学んでいきたいと思います。
イントロだけを読んでみたところでは、
これまでの2回の人工知能ブームと冬の時代。そして3回目のブームの到来。同じ過ちを繰り返さないために、現在の実力、状況、可能性を正しく理解してもらうことが本書の目的。
理解すべきは、
うまくいけば人工知能は急速に発展する。理由は「ディープラーニング/特徴表現学習」という領域が開拓されたから。
一方で、人工知能でできることはまだ限られている。「掃除する」「将棋をする」という限定された領域では人間を上回るが、とうの昔に足し算引き算が電卓にかなわなくなったのと大差ない、という例が印象的。そしてポイントは、「ディープラーニングの意義をどうとらえるか」
それを順序立ててわかりやすく読み解いていく。
といったイントロでした。
ブロックチェーン
日本では、2014年のマウントゴックスMt.Goxの破綻で一躍脚光を浴び、そして先日、中国人民元急上昇に伴う急落、と何かと話題になっているビットコイン。そのビットコインの基礎をなす記述がブロックチェーンであることはみなさんご存じのとおり。ただ、ビットコインもブロックチェーンも怪しすぎて、難しすぎて、という印象から遠ざかっている人も多いと思います。
今からでも遅くない、と思いちょっと勉強してみようと見つけた本がこれです。
「(世界で一番わかりやすい)ビットコイン解説本/足立明穂」
日本語の本なのに世界で一番わかりやすいという副題もどうかと思いましたが、それはおいといて、読み放題のkindle unlimitedで読めます。2014年の本なのでちょっと古いですが、カスタマーレビューを見る限り入門書としては良書のようです。
ビットコインとは、どのようなものなのか、通貨や電子マネー、ポイントサービスと何が違うのか、そして、これから経済にどんなことが起きるのか。
まだ、ビットコインがどのようなものかよくわからないというあなたに向けてわかりやすく解説しています。難しい技術的な話をなくし、例えも交えて説明しています。まずは、本書を読んで、ビットコインを理解してください。
とのことでした。
どう読んでどう学ぶか?
ガートナー社の解説ページを読んで思ったのが、これらの技術トレンドを、いかにユーザエクスペリエンスとしてのサービスとして実現するか、を企業と組織は最も考えていかなければいけない、ということでした。自分だったらこの技術であんなことができたらいいな、こんなことができるんだ、というのを発見することを心掛けて本を読み進めていきたいと思います。
~ おわりに~
「2017年にやりたいこと」として、心の健康のため新しいことを3つ始める。と宣言しました。
今年から始める新しいこと1つ目を、
・「ディープラーニング」「ブロックチェーン」のテクノロジーを追いかける。
今年のゴールは、関連書籍をそれぞれ3冊読んでブログに書く。
としたいと思います。
残り2つ。本当はロボット技術に没頭してみたいなぁ、だけど欲張りすぎるとすべてが中途半端になりそう。なのでもう少しゆっくり考えていきたいと思います